【試験対策1】Oracleデータベース管理の概要
Oracle Master Bronze DBA(12c)の試験勉強の備忘録①
ここでは、下記3つについてまとめます。
リレーショナルデータベース
データベースの種類
- リレーショナル型データモデル(一番多く普及)
- 階層型データモデル
- ネットワーク型データモデル
- キーバリュー型データモデル(データをKEYとVALUEで管理)
リレーショナル型データベースとは?
- Relational Databaseで、略してRDB(アールデービー)と呼ぶ
- 行(レコード)と列(カラム)を管理した2次元の表(テーブル)という単位で、データを管理する
- 1つのデータベースで、1つまたは2つ以上の表を管理できる
- データベースの管理のしやすさから、複数の表で管理することが一般的
- 行と列が交差する部分をフィールドと呼び、最大1つの値を格納できる (逆に複数の値は1つのフィールドで管理不可)
- 複数の表で管理されているデータを関連付けをフィールドの値で行う
OracleはRDBMS
- リレーショナルデータベース(RDB)を管理するシステムをリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)と呼ぶ
- Relational DataBase Management System(RDBMS)
リレーショナルデータベースの操作方法
- SQLと呼ばれるデータベース言語を使用してデータを操作する
- データ操作する時は、操作したい表に対してアクセスするだけ
- データ同士の関連やアクセス経路などの物理的構造は意識しない
- フィールドに値が格納されていない状態をNULL(NULL値)と呼び、空白(スペース)やゼロ(0)とは区別される
SQLの分類
SQLとは?
- SQLはANSI(米国規格協会)やISO(国際標準化機構)で標準規格化されている国際標準のデータベース 言語
- 主なリレーショナルデータベースでサポートされている
- SQLはデータを論理的に処理する
- データへの経路が自動的に決まるので物理構造の意識は不要
SQL分類と操作
データ操作言語:DML(Data Manipulation Language)
- SELECT:データの問い合わせ
- INSERT|新規データの挿入
- UPDATA:既存データの更新
- DELETE:既存データの削除
- MERGE:既存データの更新、削除、および新規データの挿入
データ定義言語:DDL(Data Definition Language)
- CREATE:新規オブジェクトの作成
- ALTER:オブジェクト定義の変更
- DROP:オブジェクトの削除
- RENAME:オブジェクト名の変更
- TRUNCATE:表の切り捨て(全行削除)
データ制御言語:DCL(Data Control Language)
- GRANT:アクセス権限の付与
- REVOKE:アクセス権限の削除
トランザクション制御
注釈
Oracle Databaseの管理ツール
インストール、アップグレードに関するツール
ネットワークに関するツール
インスタンスとデータベースを管理するツール
- Oracle Enterprise Manager Cloud Control(Cloud Control):複数データベースを集中管理及び監視する統合ツール
- Oracle Enterprise Manager Database Express(EM Express):基本的な構成管理機能とパフォーマンス診断やチューニング機能を持ったツール
- SQL *Plus:SQLを対話的に実行するコマンドラインインタフェースのツール
- Recovery Manager(RMAN):Oracleデータベースのバックアップ、リストア、リカバリを実行するユーティリティツール
- Data Pump:データベース間のデータを高速に転送するツール(10g以降から標準)
- SQL*Loader:外部データファイル(CSV、TSVや固定長のテキストなど)のデータを表にロードするツール